TCJ ツリークライミング®ジャパン公認  
          

   
 *ホワッツ ツリークライミング? ツリークライミングって なに?
 ここでは、ツリークライミングに関する様々な用語などについてご説明いたします。

・ツリークライミング 
 文字どおり木に登ることですが、我々が専門に行っている登り方は、アーボリスト(注)と呼ばれる人達が行っている方法を、ピーター・ジェンキンス氏(注)が誰にでもできるように改良し、ジョン・ギャスライト氏(注)が日本に紹介した登り方。専用のアーボリストロープやクライミングサドルなどの用具を用いる。熟練すれば、物理的に安全な木であればどんな木でも登ることができます。たとえハンディキャッパーであったとしても、誰にでも高い木を登ることができ、家族と、仲間と、素敵な木と、楽しいひとときを(人と木で「休む」、なんですね)過ごすことができます。ツリークライミングという用語は、ツリークライミングジャパンの登録商標となっています。

・アーボリスト
 日本語では「樹芸家」と訳されていますが、木を使うお笑い芸人か、チェンソーアーティストのようでピンときません。高い木を専門に扱う特殊な庭師さん、といったところでしょうか。欧米では古くから大きな木が伐り払われ、土地が拓かれてきたため、公園や宅地に立っている大きな立派な木をとても大切にします。なので、そういった巨木を剪定したり、時には安全に切り倒す作業者が職業として成り立っています。そういう技術者をアーボリストと呼んでいます。一流のアーボリストは木の中を木を痛めることなく自在に動き回り、適切に剪定し、木を守ります。またどんな場所でも安全に木を倒す技術も持っています。前述のピーター氏やジョンさん(海外でもジョンサンと呼ばれる)も認定を受けた一流のアーボリストであり、あらゆるツリークライミングの技法や用具に精通しています。当然危険な職業であり、死亡事故事例も多く、そのためISA(インターナショナル ソサエティー オブ アーボリカルチャー)という組織ができ、そこで安全基準の作成や資格の認定などが行われています。ISAのレクリエーション部門がTCI(ツリークライマーズ インターナショナル)で、その唯一の日本支部がTCJ(ツリークライミング ジャパン)です。また、ISAの正式支部として日本のアーボリストのための組織として立ち上がったJAA(ジャパン アーボリスト アソシエーション)という団体もあり、ISAの基準で安全なアーボリスト技術講習を行っています。こうした講習が必要な方もご連絡ください。アーボリストという用語は、JAAの登録商標となっています。

・ピーター(ツリーマン)・ジェンキンス&ジョン・ギャスライト
それぞれTCIとTCJの創立者であり、世界のツリークライミング界のリーダーであり、親友どおしでもある。もともと米国の超一流のアーボリストであったピーター氏が、木に登ることの素晴らしさを子供たちやみんなと共有したいと願い、周囲の大反対の中でTCIを立ち上げたことが発端。ツリークライミングは大変危険で、死亡者も多い。それを一般の人にさせるなんて、と反対されたのです。ピーター氏は苦労の末、現在のレクリエーションツリークライミングの技法を確立し、世界に広めました。当初ピーター氏に批判的だった仲間のアーボリスト達も、今ではピーター氏を称え、「ツリーマン」と尊敬を込めて呼んでいます。ピーター氏は現在、アーボリストの技法とレクリエーションの技法の混同を避けるため、レクリエーションを専門にされています。
 そのピーター氏から直接ツリークライミング技法とレクリエーショナルツリークライミングの世界を学び、日本人に合うように改編し、紹介したのがTCJ創立者のDr.ジョン・ギャスライト。昔はTV番組などにも出演した愉快な外国人タレントさんでしたが、今では木と自然と、そして人の心とツリークライミングの世界に関して、最も深い理解と知識、愛情を持つ人となっています。日本で博士号も取得し、愛知県瀬戸市の森の中で、美人の奥様と二人の息子さんと一緒に味噌ダルハウスで暮らしています。

・ツリークライミングの用具
ロープ・・・ツリークライミングでは、ツリークライミング専用のロープを使用します。登山用のロープと同じでは、とお考えの方も多いのですが、とても丈夫、伸びがない、柔らかい、熱や摩擦に強い、金属製器具との相性が良い、結びやすい、軽いなど、多くの条件をクリアした専用ロープです。ロープは用途によって全く性格が異なるため、使いまわしはできません。決してホームセンターや道具屋さんのロープでまねをしないでください。
 ちなみに、登山の道具に強度的な安全基準があるように、ツリークライミングの道具にも安全基準があり、世界的に認められつつあります。ツリークライミングロープの強度は、登山用のアルミ製カラビナ以上の強度のものが通常使われています。ただ、日本の法律ではこうした基準がありません。よって似たような弱いロープが出回る可能性があるのです。ご注意ください。

カラビナ・・・サドルとロープなどを結着させるための金属性の開閉式クリップ。登山用具として使用されますが、ツリークライミングで使用できるカラビナは、耐荷重22kN以上で2重ロック以上の安全装置付きに限定されています。

サドル・・・安全にロープにぶら下がるための専用の安全帯。腰と太ももに当たる部分に大きなパッドが付き、座ったような姿勢で長時間楽に木にぶら下がっていられるためサドルと呼ばれます。いくつかのメーカーがアーボリスト用ワークサドルを販売していますが、自らもツリークライマーであるトム・ネス氏が開発しているニュートライブ社製のサドルがツリークライミング専用サドルの代名詞となっています。ちなみにトム・ネス氏はツリークライミングで使用する多くのギアの開発者としても有名。

スローライン&スローバック・・・高い木にロープをかけるため、まず細いひもに錘をつけて投げ、狙った枝に通してそれにロープを結んでロープを引き上げる。そのひもと錘をスローライン、スローバックと呼びます。スローラインがかからなければロープがかからず、登れません。腕の良いツリークライマーは通常15メートル〜20メートルくらいの高さまで正確にラインをかけることができます。

・ツリークライマーの資格
 TCIの基準に基づき、TCJでは様々な資格講習会を行っています。
ベーシックツリークライマー・・・最も基本となるダブルロープテクニックDRTを学ぶと同時に、安全な木の見分け方や木との係わり方、自然への共感など、ツリークライマーとして必要な技術と考え方をマスターしていただく資格講習です。もちろんツリークライミングの危険性や安全対策についても十分に理解して頂きます。この資格認定を受けた方は、ツリークライマーとして新しい世界へのご自身の第一歩を歩んでいただくと同時に、TCJの体験会やベーシック講習会でもスタッフとして参加していただけます。

ツリークライマー・・・"ベーシックツリークライマー"の認定を受けた方で、自身の用具を持ち、多くの木にクライミングした方が講習会に参加できます。より多くのギアを用い、当然その分だけ危険で複雑なシステムであるシングルロープテクニックSRTを学びます。SRTは、DRTに向かないような針葉樹にも適した技術で、安全管理についてもさらに広い知識と確実性が求められます。DRTとSRTの2つの技術をマスターすることにより、樹上での移動や他の木への空中移動など、より高い位置への素早いクライミング、横方向へのクライミングが可能になります。木の構造についての理解も不可欠で、ツリークライマーとして高い資質を身につけていただく講習です。この資格認定を受けた方は、ツリークライマー講習会のスタッフとしても参加していただけます。

アドバンスドツリークライマー・・・"ツリークライマー"の資格を持ち、ツリークライミングに関して多くの知識と経験を積み、より高い技術を身につけたツリークライマーが認定される国内では最高レベルの資格。TCJ本部で行われる実技試験に合格したツリークライマーのみが認定されます。スキルアップ講習会の受講はアドバンスへの近道となります。

ツリークライミングファシリテーター・・・"ツリークライマー"以上の資格を持ち、多くの体験会やイベントにスタッフとして参加したツリークライマーで、より多くの人にツリークライミングの世界を体験していただきたいという気持ちの方が、レポートなどでの事前の選考にパスした上で資格認定講習会に参加できます。この講習会で技術と適性が認められ、資格認定を受けた方は、ご自身でも体験会を開催する事ができます。

ツリークライミングインストラクター・・・"ツリークライミングファシリテーター"の資格を持ち、多くの講習会にスタッフとして参加したツリークライマーで、より多くの人にツリークライミングの世界を広めたいという気持ちの方がレポートなどでの事前の選考にパスした上で、資格認定講習を受講し、その結果により資格認定されます。この資格認定を受けた方は、ご自身でも講習会や体験会を開催する事ができます。





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